忍び
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どんな病気か
-------------------------------------------------------------------------------- 肝がんには、肝臓そのものから発症した原発性(げんぱつせい)肝がんと、他の臓器のがんが肝臓に転移した続発性(ぞくはつせい)肝がん(転移性(てんいせい)肝がん)があります。原発性肝がんの約85~90%は肝細胞がんが占め、約10%が胆管細胞(たんかんさいぼう)がんです。一般的に肝がんというと肝細胞がんを指しています。 日本では年間約3万4000人の肝がんによる死亡者がおり、男性では肺がん・胃がんに次いでがん死の第3位を占めています。現在も肝がんの年間発症率は増えつつあり、2010年ころには5万人程度の発症になるという試算もあります。 肝細胞がんは他の臓器のがんと違い、基礎疾患として慢性の肝臓病(慢性肝炎(まんせいかんえん)または肝硬変(かんこうへん))のあることが多く、長期に“肝細胞の破壊・再生を繰り返すこと”が肝がん発症の大きな原因と推定されています。B型肝炎ウイルスの保菌者では、ウイルスそのものが発がんを起こしうるとも考えられています。 原因は何か -------------------------------------------------------------------------------- 日本では、肝細胞がん患者の多くがB型またはC型肝炎ウイルスに感染していて、一部の患者さんは大酒家です。このような“肝硬変を起こしうる原因”は、同時に“肝細胞がんを起こしうる遠因”になっています。 日本では、もともと肝障害がまったくない人に肝がんができるのはまれです。ウイルス性慢性肝炎や肝硬変の患者さんでは、これらの病気が進行している人、高齢の人、男性などで、発がんの可能性が高い傾向があります。 症状の現れ方 -------------------------------------------------------------------------------- 腹部超音波、X線CT、MRIなどの検査で発見される直径5cm以内の肝がんであれば、通常は無症状です。直径が5~10cmの肝がんになると、腹部が張った感じや腹痛などの症状を起こすこともあります。 肝がんが大きくなるに伴って、肝機能が低下することが多く、もともとある“肝硬変が悪化した症状”として、黄疸(おうだん)や腹水の増加などの症状が出ることもあります。小型であっても、肝がんが破裂を起こして腹腔に大出血を起こすと、腹部の激痛と血圧低下が起こり、一気に生命が危険な状態に陥ることもあります。 検査と診断 -------------------------------------------------------------------------------- 肝がんの診断は、腫瘍マーカーの測定(血液検査)と画像診断によって行われます。 一番有名な腫瘍マーカーであるAFP(アルファ胎児性蛋白(たいじせいたんぱく))は、慢性肝炎や肝硬変だけでも高い数字を示すこともありますが、50~100ng/ml以上の高値になると肝がんを疑う根拠になります。第2の腫瘍マーカーであるPIVKA―(ピブカツー)は3cm以内の小型肝がんでは陽性になることが少ないのですが、陽性に出れば肝がん診断の特異性が高い(肝がん以外の病気であることが少ない)ことで有名です。 直径2~3cmの小型肝がんを発見するためには、腹部超音波検査(図12)、CT(図13)・MRIなどの定期的な画像診断によるスクリーニング検査を続けることが必須です。肝がんは多くの場合、慢性の肝臓病がある人に現れるため、慢性肝炎や肝硬変の患者さんでは、年に数回の検査が行われます。 直径2cm以下の肝がんのなかには、腫瘍の性格がおとなしい高分化型(こうぶんかがた)肝がんのことがあり、通常の画像診断では確定診断が困難なことがあります。この場合には、細径針(さいけいしん)腫瘍生検(細い針で組織を採取して顕微鏡で診断する)を行うこともあります。
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